代表的な漂着ごみ種 !

【友ヶ島ごみ紹介:ペットボトル】  

海岸へ遊びに行って、ペットボトルごみを目にしたことがある方は多くいらっしゃると思います。飲料用ペットボトルは民生由来の代表的な漂着ごみ種です。軽いため漂着後に海に再流出する速度が速いと言われており(1)、再流出する前に回収することが望まれます。

友ヶ島でも最も多く見つかる漂着ごみの一つがペットボトルです。かなり劣化したものから、比較的きれいな状態のものや製造年月日の新しいものまで様々ですが、いずれにせよ大半は国内で製造されたものです(2)。
流入・漂着の経路は未解明ですが、国際海岸クリーンアップ(International Coastal Cleanup:ICC)等の調査から、河川等を通じた海洋への流出が相当程度あることが明らかにされています。

(1)岡野多門・池田圭吾・築田哲也・鷹取正基・安東重樹・安本幹(2007)海浜漂着人工素材ゴミの調査方法2ゴミの埋没と再露出および流出.第18 回廃棄物学会研究発表会講演論文集, I, 273- 275.

(2)製造国は、ラベルに印字されている製造地情報、または原田(2017)によるリサイクルマークまたはバーコード番号による識別方法を組み合わせて判別した。原田禎夫(2017))冠島(京都府)における海洋ごみの現状について:漂着ペットボトルの製造国別割合を中心に.水資源・環境研究, 30 (1), 1-7.

一般社団法人加太・友ヶ島環境戦略研究会の活動の一部は、地球環境基金助成金を受けて行っております。

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