『みんなの海ごみクリーン大作戦in友ヶ島』

 2022年6月18日、一般財団法人 環境事業協会主催の【MIZUBEキャラバン2022】第1回目『みんなの海ごみクリーン大作戦 in友ヶ島』が開催されました。(一社)加太・友ヶ島環境戦略研究会(KATIES)からは平井、益田が講師として、Seaguardsからは塩谷、浦野がボランティアスタッフとしてこのプログラムに参加しました。

【MIZUBEキャラバン2022】は「親子で『水』をテーマに体験して学ぶ」というコンセプトのもと、海・源流域・身近な河川、それぞれの自然環境とくらしのつながりを楽しいアクティビティ体験とともに体感できる4回連続のプログラムとなっており、今回は1回目の活動でした。

当日は、大阪府内在住・在学の小学1~3年生の親子10組20名(大人10名、子供10名)が参加してくれました。子供達は、『ラピュタの島と呼ばれる無人島・友ヶ島』に期待で胸を躍らせ、元気いっぱいの様子で汽船を降りて友ヶ島に到着しました。

『まずは無人島探検へレッツゴー!』と親子ともにわくわくしながらスタートし、友ヶ島の観光名所でもある第三砲台跡に向かいました。そして、気合満々に懐中電灯をつけて、暗闇の中の第三砲台跡地下施設へと入っていった子供達。そこには、物音がしない少し怖いぐらいの空間が広がっていました。少し先に進むと、明治時代に戦争を目的に建造された弾薬蔵庫や揚弾装置など歴史を感じる場所があり、そのリアルに残された戦争遺跡を見て、親子のみなさんはとても驚いていました。また、地上はまるでアニメの中の世界に迷い込んだような神秘的な空間となっており、子供だけでなく大人も興奮している様子でした。このように、数多くの戦争遺跡が残る友ヶ島の魅力を実際に目で見て体感しました。

友ヶ島の魅力をたくさん体感した余韻のまま、次は、本題の『海岸にてごみ拾い』に向かいました。今回は、北垂水海岸という大阪湾に面した海岸でゴミ拾いを行いました。先ほどの神秘的な空間とは一変し、無人島なのになぜかたくさんの『海ごみ』が流れ着いた状況を見て子供達は不思議そうでした。その『海ごみ』は一体どこから流れてきて、どのようなものが多いのか?と考えながら、私達Seaguardsにたくさん質問してくれました。友ヶ島の海ごみ問題を解決するために、好奇心旺盛に積極的に質問してくれる子供達の姿を見て、私達Seaguardsもとても感慨深かったです。

 

二つのプログラムから、友ヶ島には魅力が沢山ある一方、私達人間が出した『ごみ』が辿り着く問題もある、ということを自分の目で見てもらうことがきでました。また、KATIESの平井講師のレクチャーにより、世界中の人が出した『ごみ』によって、海の生き物まで困っている事も学んでもらえました。このような問題が起こっていると知った子供達と私は、今日学んだ『我々人間はごみのポイ捨てや漏れ出しを防ぐことが重要』というお話をお友達にも伝えて、皆でこの問題を解決していこうと約束しました。

 最後になりましたが、環境問題に興味があり、実際に大阪から友ヶ島まで足を運んでくださった20名の親子の皆さん、そしてこのイベントの主催者であり、私達KATIESおよびSeaguardsに協力を依頼して下さった一般財団法人 環境事業協会様、本当にありがとうございました。子供達の純粋な真心を見た私達Seaguardsは、これからもより一層『未来の海を考える』ための活動に邁進していきたいと思います!(Seaguards 塩谷悠妃)

Seaguards 塩谷

一般社団法人加太・友ヶ島環境戦略研究会の活動の一部は、地球環境基金助成金を受けて行っております。

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