亀岡市 川と海つながり共創プロジェクト こども海ごみ探偵団~保津川調査~

亀岡市 川と海つながり共創プロジェクト こども海ごみ探偵団~保津川調査~

活動日:2023年9月23日
活動場所:京都府亀岡市保津川

 亀岡市の保津川を中心に活動されているこども海ごみ探偵団の活動に参加させていただきました。こども海ごみ探偵団さんとのつながりは、2023年7月29日に探偵団の皆さんが友ヶ島(和歌山県和歌山市)に視察に来てくださり、その際に島内の案内と海洋ごみに関する解説をさせてもらいました。

 亀岡から日帰りで友ヶ島に来るパワー・・・そのパワーの源を探るべく?保津川で実施される調査に参加させていただきました。
 川の調査ということでまずはラフティングについて教えてもらいました。講習のあとは早速出発です。川を下りながらごみを回収していくわけですが、水面から少し高いところに時間がかなり経過したごみが植物に引っかかっていることが多かったです。大雨が降った際に川の水位が上昇し、高い位置でごみがひっかかり、さらに時間が経った後、次の大雨で流され、海洋に流出していくメカニズムを垣間見ることができました。友ヶ島でお話しする際、友ヶ島にごみが漂着して悲しい気持ちになるが、見方を変えると海外に流出していくごみをトラップしてくれている、といったことを伝えますが、川沿いの植物たちもごみをトラップしてくれています。ただ、残念ながら回収が非常に難しいことが体験を通してよく分かりました。

 川を下る途中、広めの川原に上陸し、そこでもごみを拾いました。川沿いはあまりごみが落ちていないのですが、少し奥まったところにいくとやっぱりいろいろと落ちています・・・
 なかにはもう販売されていないジュースの空き缶(2,020年12月販売終了?)もあり、懐かしさとともに、何年も川原に忘れ去られている悲しさも感じました。

 回収したごみは分類調査しました。こどもたちが一生懸命、しかも汗をかきながらも笑顔で調査をしている姿がとても印象的でした。さらにそれを支えるスタッフや保護者の方も汗をかき、市民と行政が協働し、こどもが中心となって課題解決に向けて一体となっている雰囲気・・・とても感慨深かったです。亀岡市の職員の方々の本気度がよく分かりました。

 最後、感想ということで少しだけお話しさせていただきました。「海ごみ探偵団のがんばっている様子がよくわかりました。それに負けないように友ヶ島でもがんばります。そしてまた友ヶ島に来てください。友ヶ島で私たちががんばっている様子を見てください。そうしたら保津川での活動をさらにパワーアップさせてください。それを見て、私たちもさらにパワーアップします。そうすれば、いずれは川と海にごみはなくなると思います。川と海とのつながり、人と人とのつながりを体感することができました!」

「この視察は地球環境基金の助成を受けて実施しました。」

 活動の報告は以上ですが、今回、実は前日入りして亀岡市内のホテルに泊まりました。どこかに出張に行った際、脱いだ服とかを入れるため、やむなくレジ袋をもらうことが多いのですが、亀岡のコンビニで買い物し、レジ袋をお願いすると「25円」と言われビックリしました。さすが亀岡・・・と思いながら袋ください、と言って渡されたのが紙袋でした。紙袋に服入れることはできるけど、何か使うのもったいないな・・・と思いながら亀岡に泊まり、帰ってきましたが結局レジ袋も紙袋も使わず、脱いだ衣類を持って帰ることができました。普段から使い捨てには気をつけて生活していますが、亀岡での宿泊を通じて、さらに使い捨てなくてもいいものがある、ほんの少しの努力で余計なものを買ったり、使わなくても済む、ということを体験し、自身の行動変容につながりました。以来、出張に行ってもレジ袋はもらっていません。その町で生活するだけで、持続可能な暮らしを体験し、ライフスタイルを変えることができる町、すっかり亀岡市のファンになってしまいました。

~余談~
一連の活動が亀岡市の広報誌に掲載され、何と表紙に私が(笑)
初の表紙デビューです!
亀岡市HP
川と海つながり共創プロジェクト

一般社団法人加太・友ヶ島環境戦略研究会の活動の一部は、地球環境基金助成金を受けて行っております。

PAGE TOP